嫁のち母ときどき投資家

育児とスノーボードと投資のあれこれ

なんで!?子どもはかわいいのに「育児がつらい」と感じる本当の理由

ママとパパが知っておくべき「育児がつらい」ワケ

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こんにちはっ 春です。

 

今日はママ自身もわかってるようでわかっていない、

もちろんパパは全然わかんない、

 

『育児ってどうしてつらいの?』

 

について書いていきまーす。

 

「どうしてこんなにしんどいのか自分でもよくわからない」

って、追い込まれているママ

 

「つらいつらい言うけど、いったい何がそんなにつらいわけ?」

って、いまいちピンとこないパパ

 

そんなひとたちの目にとまることを願って書きますね!!

 

 

『育児は大変。つらい。』

 

そんなことを言うと、

「俺だって仕事は大変なんだけど?!」

ってセリフが聞こえてきそうです。

 

もちろん、パパの仕事は大変!

満員電車に揺られて、上司に怒られて、、、。

 

分かってます、分かってますよ!!

(だって産前はそうやって働いていたママも多いですから、、、)

 

たしかに、ママは満員電車に乗ることもないし、

口うるさい上司もいません。

 

でも

 

今回はパパとママどちらが大変とかつらいとかの話ではなく。

 

『育児がつらい』本当の理由を掘り下げて考えてみます。

 

 

多くのママは承認欲求が満たされていない

 

https://www.motivation-up.com/images/maslow.gif

 

上の図は『マズローの欲求5段階説』の図です。

 

ひとの欲求は5段階のピラミッドのように構成されていて、

下の欲求が満たされると、より上の欲求をもとめるといわれています。

 

下から順にざっくり説明すると、こんな感じです↓

 

『生理的欲求』は、食欲や睡眠欲など、生きていくための基本的・本能的な欲求。

 

『安全欲求』は、危機を回避したい、安全・安心な暮らしがしたいという欲求。

 

『社会的欲求』集団に属したい、仲間が欲しいという欲求。

 

そして、4つめの尊厳欲求(承認欲求)』

これは他者から認められたい、尊敬されたいという欲求です。

この『承認欲求』が満たされていないママがとても多いのです

 

 

ママは『他者からの承認』をうけにくい環境にいる

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育児中のママがこの承認欲求を満たすことは、容易ではありません。

 

なぜなら、誰かに認めてもらいたくても

他者とかかわることがほとんどないから。

 

いつも一緒にいるのは自分の子ども。

 

でも赤ちゃんは

 

「ママいつもありがとう」

「がんばってるね」

「大変だね」

 

なんて、もちろん言えないわけで。

 

会社でたくさんのひとと関わっているパパに比べて、

ママは『だれかに認められる』ことが難しい環境にいるのです。

 

パパにあってママにないもの

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それではパパと比べて、

ママには具体的に何が足りないから『つらい』のでしょうか?

 

①グチを言えるれる同僚

 「またあの部長がさー!」

 「わかるわかる!!」

 

そんな会話、パパだってしたくてしてるわけではないと思います。

グチが出ないような環境で働きたいですよね、はい。

 

ただ、ママにはその一言を言える相手がいないのです。

 

「喋ってストレス発散する生き物」と呼ばれる女性にとって、

これがどんんんなに苦痛なことか!

 

ほんの5分でもグチを言える相手がいたら。

 

「大変だー!」

って言ったら、

 

「わかるよー!」「お疲れ様!!」

ってリアクションしてくれる相手がいたら。

 

それだけですごく救われるのに。

 

だって、「わかるよ」「お疲れ様」って、

ママの大変さを認めてくれた言葉です。

 

これが『承認欲求』を満たしてくれる言葉です。

 

ママ友に言えばいいじゃんって?

いえいえ。

 

友達にはグチを言えても、感情を共有したり分かりあったりすることはなかなか難しい。

 

だってうちはうち、よそはよそですもん。

ほんとのほんとのところはわかりっこない。

 

ママは、夫婦ふたりで、ふたりの子どもについて話したいのです。

 

②相談できる先輩

会社で相談できる先輩って、どんな人でしょうか?

 

 『見て学べる先輩』

 『困ったとき助言をもらえる先輩』

 

つまり、自分が自信をもって仕事に取り組めるよう、支えてくれる存在です。

メンターともいいますね。

 

育児にはその『支えてくれる先輩』がいません。

誰かの背中を見て学ぶことはできません。

 

出産後、退院すればすぐ子どもとマンツーマン。

 

 『やってみせ 言ってきかせて させてみて』

 

という山本五十六の言葉とは180度異なる現状です。

 

もはやカオスです。

 

だって育児なんて誰にも教わってません(泣)

 

「なんで泣くの?」

「吐いたけどこれって大丈夫?」

「首すわりまだだけど、これって大丈夫かな?」

 

毎日毎日、ちがうことで困って悩んで調べて頭をかかえて。

365日、ずっと不安と戦いながら育児をするのです。

 

自信をもって育児できるなんて、

よっぽど楽観的か専門知識をもつママくらいです。

 

 

③頼ってくれる後輩

会社ではパパにはきっと後輩がいるはずです。

 

後輩の存在は自分に自信をつけてくれます。

 

また、後輩に指導することで、

自分がつみかさねてきたことを再確認できます。

 

再確認できることで自信がつき、

自分の存在価値を確認することができます。  

 

これこそまさに『承認欲求を満たしてくれる存在』ですね。

 

ママにはそんな後輩の存在はありません。

 

自分のやってきたことが正しかったのか、

間違っていたのか、

振り返るひまもなく毎日繰り返される怒涛のような育児家事に翻弄されます。

 

ときには

「自分なんて母親失格」

「いなくてもいいんじゃないか」

と悲観し、

 

それでも時間は待ってくれず、

 

当然投げ出すこともできず、

 

涙を流しながら、なれない育児と戦うのです。

 

子どもが「ママ大好き」としゃべれる年齢になるまでは、

ママとしての存在価値なんて、確認することはできないんです。

 

④責任をとってくれる上司

パパの中には「うちの上司は責任なんてとってくれないよー」って人もいるでしょう。

 

でも、ちょっと待ってください。

 

本当にそうですか?

 

なにがあってもパパが全面的に責任を被りますか?

 

きっとそんなことはないはずです。

だって、それが会社という組織ですから。

その後ろ盾のもとで、会社員は働いているのです。

 

 『ケガをした』

 『風邪をひいた』

 『離乳食が進まない』

 『夜泣きがひどい』

 

よほどの不注意や過失がない限り、ママが責任を感じる必要なんてないはずです。

だって、トラブルもなく、すべてがスムーズにすすむ育児なんてありえません。

 

でも、ママはいろんな場面で怒られます。

 

小児科では風邪をひかせたことを医師に怒られ、

 

保健指導では離乳食がすすんでいないことを保健師に怒られ、

 

義実家では成長やしつけのことを義両親に怒られ、、、。

 

それ、ママは全く悪くないんじゃ?!

って思うことも、たびたび。

認められないのに、ダメ出しはされる。

これじゃあママがすべての責任をしょいこんでしまっても無理はありません。

 

 『子どもは元気に成長してあたりまえ。つまづいたらママのせい』

 

そんな周りの目は、新米ママにとってほんとうに厳しくつらいものなのです。

 

 

⑤給料

これは説明も不要なくらい、

はっきりした『ママにないもの』です。

 

給料とは、

『仕事の対価』であり、

『がんばった分の報酬』です。

 

これがゼロってことは、

 

 『育児は報酬に値するだけの仕事ではないし、がんばりは認められません』

 

って言われているのと同じなんですよ!!!

 

 

初めての育児に右往左往しながら、

 

本やインターネットや先輩ママから必死に情報を集めて、

 

試してみてもうまくいかず、

 

トライアンドエラーを繰り返し、

 

オフの時間なんてなくて、

 

眠ることも食べることもトイレもお風呂もすべて子ども優先で、

 

周りからはそれが当たり前って評価しかもらえず、

 

それでもって『報酬に値するだけのことではない』なんて!!!

 

どんなマゾ気質な人でも耐えられませんって。

ほんと。

 

労働条件の改善を!!!!!!!

 

 

 

って興奮してしまいました。

 

なにを隠そう、この私、産休育休中はおこづかいゼロという仕打ちを受けました。

旦那から。

 

私の携帯料金や住民税や基礎化粧品代などぜーーーんぶ貯金を切り崩して乗り切りました。

 

完全に私の承認欲求は無視されてます。

 

こりゃ破産だと思って始めたのが不動産投資やらなんですけど、

これはまた別の機会に書くことにしますね。

 

 

パパにできることって、結局なんだろう?

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ありますよーたくさん。

 

まず、同僚になってください。

それから先輩にもなってください。

次は後輩になってください。

あっ上司も忘れずに。

そして労働条件の改善を(笑)

 

 

要するに、上に書いた役割をパパに担ってほしいのです。

 

 

同僚になってグチを、話を聞いてあげてほしい。

だってふたりの子どもでしょ?

ママ友なんかより、パパのほうがよく分かってるはず。

ママだって本当はパパにいちばん聞いてほしいのです。

 

 

先輩になってっていうのは、

専門知識を身に着けてママの手本になってってことじゃないんです。

ママに丸投げしないでほしいのです。

 

「子どものことはお前に任せるよ」

「おれはよくわからないから」

 

そんなこと言うのはもうやめにしてほしい。

不安も疑問も共有して、ふたりで模索していってほしい。

何度も書きますが、ふたりの子ども。

ふたりで育ててほしい。

 

 

後輩になって、ママが自分で存在価値を確認できるよう声をかけてあげてほしい。

なんて言えばいいかって?簡単簡単。

パパさん、自分は後輩からなんて言われると嬉しいですか?

 

「さすがママだね」

「お疲れ様」

「いつもありがとう」

 

はい、これだけ。

 

宝石も高級ディナーもいらないんです。

欲しいのはねぎらいと労りと感謝の言葉。

 

ママは『もの』よりも、

パパからの『気持ちと言葉』を待っています。

 

 

 

上司になって、ママの味方でいてあげてほしい。

 

ママは悪くないよ、って

どんなときでも味方になり、

せめて自分の両親からのチクチク攻撃からは絶対に守ってあげてくださいませね。

 

これ、ほうっておくと離婚案件ですから(笑)

 

 世の中のママたちは、パパが考えている以上に義両親との関係で悩んでいますよ~。

 

 

はい、最後は労働条件の改善!!

よろしくお願いいたします!!(笑)

 

何も、ベビーシッターの時給分よこせとかそんな話じゃないんです。

 

『おこづかいを確保する』

 

ってことは、

『それだけ、いやそれ以上に普段がんばってるもんね、お疲れ様』

って気持ちをママに伝えることになるんです。

 

その『認められたこと』がママの喜びになり、明日からの活力になります

 

ママも求めるだけじゃだめよ~だめだめ~

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上に書いてきたように、

パパには、

ママの『がんばりを認めてほしい』って気持ちを

尊重してあげてもらいたい。

 

でも。

大切なのは、夫婦は

 

もちつもたれつ

ギブアンドテイク

お互い様

 

ってことです。

 

パパにも承認欲求はあります。

それは、会社の一員としてではなく、

家族の一員としての承認欲求です。

 

家計を支える大黒柱であり

子どもにとってよき父親であり

妻にとってよき夫であり

 

そんなパパの承認欲求、

ママは満たしてあげていますか?

 

 胸に手をあてて考えてみてください。

 

 

まとめ

どうでしたか?

 

育児がつらい理由は

『どんなにがんばってもだれからも認められない』

って気持ちになるから。

 

だから、パパはママの承認欲求を満たしてあげてほしい!ってことでしたね。

 

そして、家族は支えあうもの。

 

家族のために毎日がんばってくれてるパパのことも、ママは認めてあげましょう。

そして、自分で自分のことを認めてあげましょう。

 

どっちのほうが大変とか

 

どっちが楽してるとか

 

そんなこと考えるのやめて。

 

「自分がんばってる。相手もがんばってる。」

 

お互いにそう思えて、

認めあい、労りあい、笑顔で暮らせる家族が増えますように。

 

春から、願いを込めて。

 

 

 

 

 

 

 

 

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