嫁のち母ときどき投資家

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多動力についてのアレコレ

ホリエモンの「多動力」に賛否両論ないのが不思議すぎる件

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こんにちはー春でござんす。

 

みなさん、ホリエモンの多動力はもう読みましたか?

 

私は今さらですが、最近読みました。

 

今までホリエモンの本を一冊も読んだことがなかったので、興味本位に。

 

あと、レビューが良すぎて

「なんでこんなに否定論者いないの?!最近のひとってみんなホリエモン信者なん?」

って驚いたので。

 

で、実際よんでみてどうだったか。

 

おぉー!たしかに!そうそう!!

って共感したり勉強になった部分もあり、

 

へ?はい?何言っちゃってんの?

ってもやもやを感じた部分もあり。

 

今日はその感想をちびちび書いていきたいと思います。 

 

1に行動 2に行動 なにはともあれ行動あるのみ

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多動力を身につけるうえで大切なのは、

 

まずはやってみる!動いてみる!

楽しければとことんハマる!

Just do it!

 

➡今までしてきた分野にとらわれずに、

 資格も資産も無視して、

 準備に時間をかけずに!

 

ってことでした。

 

これ大切ですよね。

〇〇の資格もってるからこの仕事しなきゃもったいないなぁ

私にむいてることってなんだろう

って机に向かってうんうん考えるとか。

 

そんなことより行動あるのみ!ってことですね。

 

NO!時間泥棒!!

 

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でも、もちろん時間は有限なわけで、

平等に1日24時間しかないわけで。

 

だから、

 

24時間を無駄なく楽しいことに使おう!

時は金なり

 

ってことにつながります。

 

だからこそ、ホリエモン

 

他人の時間を奪うのはやめましょう

 

ってことも言ってます。

 

これに私はとても共感。

 

なぜなら今日スーパーで私の前に並んでたひとが、

「〇〇円です」と店員さんが言ってから財布を取り出し始めてイラッとしたから(笑)

 

だって、

リュックをおろしてチャックを開けて財布をだして

財布を開いてお札を出して小銭を探して、、、。

 

なぜレジ打ちの最中はぼーっと立ってたのよ、、、と言いたくなりました。

(心狭いだけですかねー笑)

 

これぞまさに時間泥棒。

 

店員さんと私と私の後ろに並んでいるひとたちの。

 

 

とまぁ、私の話はどうでもよくて。

 

ホリエモンは時間泥棒にならないために、

 

・要領よく、手短に話せる技術

・意図が明確で分かりやすい質問力

 

を身に着けようといってました。

(あと、電話かけるなとも、、、)

 

たしかに、「だから結局なにが言いたいの!?」って話をする人はよく見かけますもんね。

(私も旦那によく言われる笑)

 

ワクワクしないことは丸投げせよ?!

 

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24時間を無駄使いしないためには

『自分じゃなくてもできること』

『ワクワクしないこと』

他の人に任せましょうねってこともホリエモンは言ってます。

 

ただこれ、私が思うのは、大切なのは任せた相手と自分がwin-winの関係になることが大前提だよね?ってことです。

 

これをおろそかにすると、やりたくないことはなんでも他人に丸投げするという非常にめんどくさいひとになります。

ただのわがまま。

 

だって、ワクワクしないからって

家事を夫に丸投げする妻なんていませんよね?

宿題を友だちにやらせたりしませんよね?

 

物事をお願いするということは、相手になにかリターンがあることが前提です。

もちろん、そのリターンとは目に見える形のこともあれば、そうでないことも。

すぐにリターンがあることもあれば、あとからあることも。

 

それは、夫婦でも親子でも友人でも同僚でも、どんな関係でも言えることだと思います。

 

ホリエモンの例だと、

洗濯掃除をアウトソーシングする

ってことは相手には報酬というリターンがあります。

 

ホリエモンに拒否反応がでる理由

 

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ぶっちゃけ、本の序盤で「あ、このひと無理」ってなりました。

 

結局、なんでだっけ?

なんでホリエモンを受けつけないんだろう、、、。

 

そう考えたとき、浮かんだ答えがこれです。

 

自分のことを教養があると言うわりには

とても教養がある人が出した本とは思えない

 

 

そもそも教養とはなんなのでしょう?

きっと人それぞれいろいろな解釈があります。

 

多動力のなかでもホリエモンは教養についてふれています。

 

本の内容を要約すると、

『僕が逮捕されたときに理不尽さを感じました。だから検察とマスコミについて、日本外国を問わずさかのぼってたくさん調べましたよ。これが教養です!』

と。

 

うーん。

共感できない。

 

私の考える『教養』とは、幅広い知識をもつことだけでなく、そこに品性や心の豊かさが伴なうものです。

 

この本の書き方をみると、

やりたくないことは人に任せちゃうかお金で解決しちゃえばいいじゃん!

それだけのお金が払えないなんて、あなたの人生は価値がないんだね!!

と言ってるようで、、、いや、たしかに言ってますよね?

 

そこがとても不快です。

品性のカケラもない。

 

『それだけのお金がどうやっても払えない人』が世の中にはたくさんいるってこと、ホリエモンはわかってると思います。

 

「お金が払えないなんて、そんなのは思い込みだ」って書いてるけど、ちがう。

 

だって、みんながワクワクすることだけやってたら社会は回らないからです。

 

ホリエモンがお金で解決している『ワクワクしないこと』を代わりにやってくれている人たちがいるから、ホリエモンは今の生活が送れるんです。

だって、どこにホリエモンのパンツ洗うのワクワクする!って人いるんですか?笑

 

ワクワクしないけど、そんなこと言ってられない人たち。

そんな人たちを沢山みてきました。

本当に、本当に、逆境にも負けずにがんばってる人たち。

その人たちにはこんな本、絶対見せらんないわーと思いました。

 

 

おわりに

実際、ホリエモンは『やりたいことだけやってるお金持ち』ってわけではないのでしょう。

そんな人だったら一緒に仕事がしたいとは誰も思わないでしょうから。

 

周りをワクワクさせる力もあり、人間的な魅力もあるのでしょう。

 

陰でたくさんの努力もしているのでしょう。

 

でも、やっぱりこの本にはつっこみどころはたくさんあって、

なんとなーく不快な思いもさせられて、

これ以上ホリエモンの本は読もうと思えません。

 

その理由は多分、

弱者の立場にたったことがない人特有の冷淡さが伝わること

そのことを品性下劣な言い回しで伝えてくること。

 

ホリエモンの本をたくさん読んで、思考を学んで身につけていけば、もしかするともっとお金持ちになるのかもしれませんし、人生が輝くのかもしれません。

 

でも、私はいまのところ目の前の人や手の届く範囲のひとたちを幸せにできて、毎日笑って過ごせたらいいかな、、、とか思ったりした今日この頃。

 

これも、彼に言わせると『つまらない』『平凡』なんでしょうけどね(笑)